食べる 飲食店とコラボ企画!「in 伊那市」 あゆ川 × 夜明け前「練り粕料理 」 ⑨ スーパーで並ぶ練り粕。 この練り粕は漬物でしか使えないの?? 多く寄せられるお客様の声を、こだわり飲食店の店主に「練り粕料理」を考案していただきました! その「練り粕料理」とこだわりのあの店この店をご紹介!

お馴染みの「夜明け前練り粕」
酒粕が苦手な方もいる中、身体に良いとされているこの発酵食品をどう料理するか?
多くの方に召し上がって頂く為にじっくり考えて頂きました!

 

酒処

あゆ川

 

「プルーンの酒粕シナモン包み・豆腐の粕漬け」


 


「プルーンの酒粕シナモン包み」

ayukawaimg04
プルーンの酸味と甘味が酒粕と融合したフルーティなおつまみ。酒粕に4~5日程漬込む事でプルーン粕が馴染み、柔らかい触感とさらにうま味を出す。粕をタップリ包んでいる為、酒粕が苦手な方は抵抗があるかと思うが、食べると全く酒粕感がなく「美味しいぃ」と唸りを上げる逸品。
また、シナモンの香りが全体を引き立て品格を上げている。日本酒はもちろん洋酒のつまみとして、デザートとして、どんなタイミングで出ても良い手軽な料理。

 


「豆腐の酒粕漬け」

ayukawaimg15
酒粕に木綿豆腐を4日漬込んだだけなのに、抜群に美味しくクセになる一品。ポイントは漬込む前に木綿豆腐の水をしっかり切る事!
豆腐と言えばつまみの王様!お客様に喜ばれる豆腐は定番料理。ちょっとアレンジしてみた!との事。
とても手軽だが、豆腐の旨味と触感と酒粕が素晴らしく相性が良い最高な逸品!

共に手軽で抜群に美味しい料理であった為、早速取材後に作ってみました!既にクセになりやめられなくなっている料理です。
またしても、酒粕の幅が広がりました!
ご考案頂き有難うございました!皆さんも是非お試しください!間違いないです‼

 

伊那市入船
「酒処 あゆ川」

 

ayukawa11

「伊那市坂下 入船」
船着場・伊那電気鉄道停留所など史跡などの歴史の跡を残す入船。
江戸時代から船着場として利用されていた入船船着場。伊那街道、金沢街道、権兵衛峠を経て木曽に通ずる街道の分岐点で、天竜川まで100mという好立地にある。各街道から運ばれてきた品物を、この入舟の地で船に積み換え、下伊那竜東などの村々へ大量の物資として運搬・供給したという。

 

ayukawaimg12
明治4年頃、入船船着場は伊那地域の北の拠点として50艘もの船が行き交う場となり大変賑やかな地であったようだ。しかし、明治40年頃には洪水や運送馬車の発達等、時代の流れで終焉を迎えた。との事。

ayukawaimg13
明治45年に伊那電気鉄道。通称イナデンが開通。(現在の飯田線)伊那谷の南北を横断する鉄道は町や村と、そこに住む人々の暮らしを大きく変えた。又、当時は入船停留所があり、多くの人が賑わう繁華街となった地域。
現在も停留所跡や繁華街であった街並みを感じる事が出来る入船である。

ayukawaimg10
「あゆ川」が構えるのは入船のアーケード、有楽町通り。
丁度伊那市駅と伊那北駅の中間地点。どちらからでも同じ所要時間7分で到着。
最寄りの駅は迷わず選べる。

 

ayukawaimg11

店主と奥様の夢であった店。「酒処あゆ川」
定年になったらこんな店をやりたいと描き、実現させた夫婦の店。開業して7年になる。
ダンディな店主に対応頂く。多くを語らない店主だが、こちらの質問にとても丁寧に話してくれる。安心して話が出来るとても信頼のおける方だ。

店の名の通り “あゆ” を専門として料理を提供する。
しかし、他との大きな違いは店主自ら釣った鮎を提供する。よって完全天然鮎を食べる事が出来るのだ。
鮎釣りは店主の長年の趣味であり、師匠と慕う弟子までいる大ベテラン。年間800匹~1000匹釣りあげ、旬は6月末~9月上旬。冷凍保存している為、12月まで提供可能との事。


ayukawaimg05

店にはコピー機の上に置いて印刷した鮮明な鮎が飾られている。
この様子は鮎好きにはたまらない光景であろう。
川によって味の違う鮎。美味しい鮎が釣れる場所まで教えてくれる店主との話は、大変弾む。

 

ayukawaimg07
もう一つこだわりの料理
「あゆ川」と言えば馬刺し!店主の代好物の品である。

好きな物には執着がある為、こだわった良いものを提供出来ると考え、馬刺しにこだわる店。
「あゆ川」の馬刺しは熊本産直送。独自の入手ルートを構築し、普通では手に入らない鮮度の良い部位を仕入れる事が出来る。そもそも熊本産の馬刺しの入手は大変難しい為、熊本県以外でここまで馬刺しを出している店は大変珍しい。


聞いた事のない部位のメニュー表。
運が良ければ入荷している、都度ない部位の名前達。
こちらへ行く、おおきな楽しみの一つである。

ayukawaimg06
写真は馬刺し。右がハツ(心臓)。左がフタエゴ(アバラに沿った肉)。
サクサク、コリコリの触感でさっぱりとしているハツ。
脂、肉、脂の三層のフタエゴ。コリコリ触感、とろける脂と赤身の旨味の絶妙なバランスを味わう事が出来る。1頭から少量しか取れない希少価値の高いフタエゴは本場熊本以外ではお目にかかれない。
また、玉ねぎのスライスが良い仕事をする。肉と合わせて食べる事で食スピードが加速する。
そして醤油。
熊本産の馬刺し専用の醤油。この醤油でないと馬刺しを存分に堪能する事は出来ない。
馬刺しを生産してくれる熊本に感謝しきれない。
そして提供してくれる「あゆ川」を知れた事がとても幸せである。

ayukawaimg08
こだわりの見どころ、食べどころが沢山詰まっている酒処「あゆ川」
本当はあまり教えたくない、穴場的な店にしたい。
記事を掲載して鮎や馬刺しの争奪戦にならないか、心配である。

ayukawaimg02

店舗情報

 酒処  あゆ川 google map
【ジャンル】 居酒屋
【営業時間】  17:00~23:00 
【定休日】 日曜日
【住 所】 〒396-0024 長野県伊那市坂下3309
【アクセス】伊那市駅 伊那北駅より徒歩7分
【電話番号】0265-73-6211

 

「あゆ川」については“飲食店とコラボ企画!「in 伊那市」 あゆ川 × 夜明け前「相性の良いメニュー 」 ⑧”でも紹介予定
「相性の良いメニュー編」