酒屋紹介 特別取材 行けばわかる酒屋さん紹介! 「夜明け前」との付き合いがもっとも長く深く、奮闘している酒屋販売店をご紹介! こだわり、思いが様々である個性溢れる酒屋。 共通して言える事は心が深い事。 長野に来たら酒屋巡りも面白い。

「酒専門店 蔵紀行」

地域密着型こだわりの酒専門店

 

地酒を中心としたこだわりの品々を集めた専門店。

そこには、地酒以外にも朝どり野菜や酒に合うおつまみが並ぶ。

暮らしに溶け込む密着感は大型施設ならではの強み。

 

 

安曇野市は長野県中央部に広がる松本盆地の北西部、四方を川に囲まれた複合扇状地に位置し、清流に恵まれた地域である。豊富な湧水があり、米やわさびの栽培が盛んで、ともにブランド化されている。また、常念岳、燕岳、蝶ヶ岳など、登山者に人気の山々を有する山岳観光都市だ。

山の麓には絵本画家、いわさきちひろの世界に浸ることが出来る「安曇野ちひろ美術館」や、安曇野出身の彫刻家、碌山の作品が集められた「碌山美術館」など、緑に囲まれた景色の中でゆったりと芸術を愉しむこともできる。

 

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松本インターチェンジを降りて、田園地帯を抜けると ひと際大きなショッピングセンターが見えてくる。
安曇野市と松本市のちょうど境界に位置するショッピングセンター「エルサあづみ野」。
本館、専門店街の一角に店を構えるのが「酒専門店 蔵紀行」だ。


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店主お手製の杉玉がお出迎えしてくれる店内には、丁寧に管理された日本酒やワインのほか、手軽に楽しめるおつまみなども揃っている。


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定休日は元日のみの為、欲しい時に、いつでも地酒が手に入るのが他の酒販店にはないありがたい所。

オープンな環境を強みに。
酒通やマニア向けだけではなく、日本酒に興味がある初めてのお客様への間口を広げていきたい。
明るく開放的な店内で通りすがりでも目を引く、心をつかまれるPOPは全て店主が作ったもの。


1994年創業。日本酒とワインに特化した専門店になったのは3代目の現店主、松澤さんになってから。
小野酒造店との取引は、約20年に渡り続いている。
生一本だけ売るのではなく、「ここに来れば、夜明け前が何でも手に入る」そんな店にしていきたいと語る。



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店内に置かれている地酒は、店主厳選の蔵元のみ。
取扱う銘柄が多くないのは、「一つ一つの蔵元が持つ特徴を幅広く伝えていきたい」
という思いがあるから。

蔵元から直接仕入れた酒を「芸術作品」と呼ぶ店主。造り手の想いをお客様へと大切に、大切に、届けてくれる。


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味について聞かれた時に、自分の言葉で伝えたい。そこに蔵のストーリーを追加する事で、値段ではない付加価値が付いてくる。それぞれの銘柄に添えられているプライスカードは詳しい解説付き。お勧めのおつまみを紹介するPOPも。初心者には嬉しい心遣いだ。

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ここに来たら、ぜひ注目してほしいのが、
季節に合わせた飾りと一緒に お勧めのお酒が紹介されているディスプレイのコーナー。

何気ない遊び心が女子の心をくすぐる。

日本酒を身近に感じてもらえるような店づくりを!そんな想いが伝わってくる。

 

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酒好きにはたまらない乙な品揃えのおつまみコーナー。
オープン前に並ぶ事もあるという、地元産の朝どり野菜も人気だ。
時には鈴虫が販売されることも!
取材にお伺いしたのは夏だったので、店内に響く風流な鳴き声が爽やかな夏を伝えてくれていた。

店内を一周すると、今晩愉しむ晩酌酒とともにおつまみを入手することが出来る。
「今日の酒には何を合わせようか?」会話も弾み、ついつい買い物が進む姿が目に浮かぶ。


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「カジュアルに、いい酒を紹介できる場でありたい。」
フレッシュな発想が新しい可能性を見せてくれる。心惹かれる理由がここにある。

気軽に立ち寄れる、信頼できるお店。
輝く笑顔に会いに行きたい、特別な場所を見つけた。

 


店舗情報

酒専門店 蔵紀行  google map
酒専門店 蔵紀行公式サイト
【ジャンル】 酒販店
【営業時間】10:00~20:00
【定休日】元日
【住所】〒399-8102 長野県安曇野市三郷温2716-1エルサあづみ野本館1F
【駐車場情報】  あり     600台
【アクセス】中央道松本インターチェンジより、車で10分
【電話番号】0263-77-8182