食べる 飲食店とコラボ企画!「in 辰野町」 鳥きん× 夜明け前  麹を使ったメニュー③

麹には沢山の効果や働きがある菌であり、味噌、醤油、みりん、清酒と日本の食文化の支える大切な
「国菌」である。

麹の効果
・栄養価が高く、ビタミンB群などが豊富に含まれている。
・消化酵素が多く含まれている為、料理に使うと体に消化されやすく、胃腸への負担も軽くなる効果もある。
・発酵によって生まれた旨味や甘味がある為、料理に深いコクや旨味をプラスさせる。
・酵素の力で肉などの食材が柔らかく仕上がる

この万能な麹を生み出した日本の発酵技術は日本人として世界に誇れる技術。
そして先人に感謝の心を伝統として来世へ繋げ続けて行くべきもの。

今回はこの麹を使った料理をご紹介!

 

 

辰野町の焼き鳥屋
「鳥きん」

「胡瓜の醤油麹漬け」

tsurikinnimg_02

まさに、ご家庭の味である漬け物。麹を入れる事で旨味が増しずっと食べ続けたくなる。

馴染みのある漬け物だからこそ懐かしく、親しみ、安心する王道の逸品。
夏は青唐辛子が旬の時期。
風味が抜群で唐辛子の香りが高い青唐辛子を入れ、味わいを最大限に引き出す。
今回は時期が外れている為、赤唐辛子。ピリッとした辛味が後を引く。
日本酒のつまみには絶対です!

ご協力ありがとうございました!

 

 

辰野の焼き鳥と言えば
「鳥きん」

tsurikinnimg_01

辰野町の焼き鳥と言えば「鳥きん」
メイン通り商店街に並ぶ、多くの方がお世話になっている、馴染みの焼き鳥居酒屋である。

開業して50年。
昭和47年に岡谷でスタートし、5年後ご家族の都合でこの辰野に移る。

tsurikinnimg_03

店主 河手 欣哉(きんや)さん
明るく響きの良い素敵な名前。
鳥きんの“きん”はご自分の名前である“きんや”の「きん」から付けた。

 

<焼き鳥>
学生時代、東京で焼き鳥の名店で知られいた某焼き鳥店でアルバイトをしていた。
名店であった店は毎日大盛況。売り切れるとその日は店を閉める。早い時間に閉める事は当たり前。大賑わいで忙しい店であったと言う。
そんな名店でしっかり技術を学んだ。
「鳥きん」の原点である。

tsurikinnimg_05

「鳥きん」が提供する料理
メインはもちろん焼き鳥。こちらでは何と軍鶏料理も出す。
辰野町には「美味しんぼ」でも登場し、有名な「ぎたろう軍鶏」を育て販売している養鶏場がある。
その、ぎたろう軍鶏をつかった一匹丸ごとローストチキンは、知る人ぞ知るクリスマス予約限定品。
町では大人気で簡単に完売になる。

 

tsurikinnimg_06

更に、そばを手打ちして提供する拘り方。そば打ち講習会の講師として頼まれる事もあり、料理にも妥協はしない。
旨いと言わせないといけない。ちゃんとしたモノを出さないといけない。
気を抜かずに提供し続けるポリシーがここにある。

 

tsurikinnimg_09
構える店内
1階には10席の椅子が並ぶカウンター。
2階は二間を広々使える。ゆったりと「鳥きん」の料理を味わい時間を愉しむ事が可能だ。

 

tsurikinnimg_11

いろんな顔を持つ店主
学生の頃は漕艇部に所属していた事もあり、漕艇部が有名な某大学の総監督を務める。
地元では母校である、高校の漕艇部OB会の会長も務める。インターハイ・国体出場はもちろんオリンピック選手も排出させ、多くの成績を残し高校の名を知らしめ、高校生の活躍を応援し続けてきた熱いハートを持つ店主。

 

tsurikinnimg_04
大変面倒見が良く、また地域を盛り上げる活動にも力を入れ、この辰野町の発展に大きく関わってきた店主。

源氏蛍の名所がある辰野町。辰野町と言えば「ほたる祭り」だ。
沢山の的屋が並ぶ賑やかな祭りは、県内外からも足を運ぶ有名な祭りである。
観光協会の理事を務めていた店主。趣味の川柳を活かし、「ほたるで一句辰野町」の川柳を募集した所、全国から多くの川柳が集まった。より優れた川柳は地元の高校書道部より、行燈に掲載し町を飾る。また、新聞にも掲載し集まった川柳を楽しむ事も出来る。今ではしっかり定着し10回以上も続く大きな活動のひとつ。


※現在はコロナでほたる祭りが縮小している為、冊子にして残している。

 

tsurikinnimg_11

飲食店関係でいえば
地域おこしである「信州辰野名物ほたる丼の会」の会長も務める。
立ち上げて10年経つこの会は諏訪から下伊那地域までの天竜川流域の各地にユニークなどんぶりを誕生させ「どんぶり街道」として地域の食材や物産品を活かした「ご当地どんぶり」で地域を盛り上げた。

飲食店組合長になった際は、立派な食べ歩きマップを作り、更なる地域活性をはかる活動をした。
多くの活動のお陰で今の町があると言っても過言ではない。
自分だけ良いと考えていたらこの活動は出来ない。地域全体を考え、一緒に良くなりたいと常に思うからこその活動であり、地域活性の達人である。

tsurikinnimg_07
夜明け前と「鳥きん」の繋がりも深い。
夜明け前が吟醸酒を初めて造った年、その酒を利いた店主は「こんな良い酒を造る酒蔵が、同じ町にあるんだ!」と衝撃を受け、広める心意気が出来たと言う。
現在、辰野住民で日本酒を呑む90%以上の方が夜明け前を呑んでいる。
これだけ町に夜明け前が浸透し、今もなお愛される理由は、あの時、店主が発信元の一つになり伝え続けたお陰である。

蔵元は、このご厚意を一生忘れる事なく、皆さんに喜んでもらえ、いつまでも大事にして頂ける良い酒造りに精進しなくてはいけない。
心からそう思わせていただいた。


tsurikinnimg_08
とても男前で人思い、地域を大切にし、喜びを分かち合う。
自分には妥協なし、しかし日々を愉しんでいる活きな生き方。
「きんちゃん」と呼ばれ親しまれた店主は名前の由来通りの生き様。
見習いたいと思う。

気軽に是非立ち寄って欲しい
素敵な店主・素敵な店「鳥きん」

           

店舗情報

 やきとり居酒屋鳥きん  google map
【ジャンル】  焼き鳥 居酒屋
【営業時間】 18:00~22:00
【定  休  日】  日曜日
【住     所】  〒399-0421長野県上伊那郡辰野町辰野 1669
【アクセス】   辰野駅より 5 分
【電話番号】  0266-41-0010
【駐  車  場】 有り 3丁目町内駐車場