和味（なごみ）たなごころ

「銀鱈の西京焼き・旬野菜の揚げびたし・桃の白和え」　

　メインの銀鱈の西京焼きは、隠し味として豆板醬を加えた漬け床に漬け込んだもの。芳ばしく焼かれた銀鱈は上品だけど、ほどよい塩味が食欲をそそる。
　付け合わせの揚げびたしは、優しい出汁の味わいが染み込み、野菜の味を存分に味わうことができる。
白和えも、桃の甘みが広がるデザートのようなおつまみに。白和えといえば、ホウレン草やこんにゃくなどを使用し、和食のおかずというイメージが強かったのですが、フルーツを使って、こんなに上品な酒の肴ができるのか！と、ただただ感動。

「素材の味を変えすぎずシンプルに仕上げること」

一品一品がシンプルだけど、どれも素材の味を活かした手間のかかったもの。和食を極めた大将だからできる、贅沢なワンプレート。
夜明け前と合わせるなら、ということでご考案いただいたこのメニュー。
日本酒が進むこと間違いなし！とっても贅沢な一皿を愉しむことが出来ました。

新鮮な海の幸が味わえる和風居酒屋
和味（なごみ）たなごころ

　「人口比率で日本で2番目にスナックや飲み屋が多い街」になったことがある伊那市。とくに伊那北駅から伊那市駅までのエリアにはちょっとレトロで懐かしいスナックや居酒屋が密集している。そんな伊那市駅にほど近い路地裏に、こじんまりとした雰囲気が魅力の「たなごころ」を見つけた。

　お刺身や握り寿司など、その日に各地から仕入れる新鮮な海の幸を味わうことができる。
その一品一品が工夫された料理ですが、大将に伺うと決まったレシピはないとの事。

「日々自分の感覚で味付けをし、来店したお客さんで味の濃さを変えている。想いも乗せてるかな」と微笑む。

　　　　　　　「たなごころ」は"手のひら"を表す言葉。提供する料理に、「気持ちを込めることを忘れない」
どんなメニューにもひと手間加える、大将の心意気が見える店名である。

　楽しく美味しくをモットーに、気さくで気取らない性格の大将が待つ「たなごころ」は今日も癒しを求めて来店するお客様で活気づいている。 

店舗情報

「和味たなごころ」については“飲食店とコラボ企画！「in 伊那市」 和味たなごころ× 夜明け前「練り粕料理 」⑪ ”でも紹介中
「練り粕料理 編」