あんちゃん日記 酒蔵の朝 ~この蒸気の正体は!?~

みなさんこんにちは!

本日は、小野酒造店で麹造りの勉強をさせてもらっている

甘酒屋アンズが記事を担当させていただきます!

 

皆さん、酒蔵の中の様子といえば

どんなイメージがありますか?

 

『なんだか朝が早そう』『寒いのかな?』

などなど、、、、?

 

もしかしたら、お酒のシーズン以外の時は

蔵開きや酒蔵見学などで

中に入られた事がある方もいらっしゃるかもしれませんね!

本日は仕込み真っ最中の酒蔵の朝について

少し、ご紹介したいと思います!

 

 

AM 7:00。

少しずつ空が明るくなりました。

蔵の外まで蒸気がもくもくしています。

酒蔵では、

朝一でお米が蒸し上がります。

お米を蒸している時の蒸気が蔵の外にも広がっています!

外だけでなく、蔵の中も、蒸気がもくもく。

 

 

冷たい空気の中もくもくと

立ち込める様子はとても幻想的です。

 

 

もう少しでお米が蒸上がります。

杜氏さんも釜を見つめながらスタンバイ。

 

蓋を開け、熱々に蒸し上がったお米のチェックをします。

 

香り、硬さ、蒸気の効き具合いなどなど。

 

写真は、

【ひねり餅】を作り、蒸し上がりの状態を確かめている様子。

 

Q.ひねり餅とは?

 

A.蒸米の状態を確認するために

少しお米を手に取り手のひらに取り

蒸米を押し潰し、もち状に練ったもの。

 

蒸米を潰す時の、

・蒸米の硬さや弾力

・かおり

・味

・水分量

・中まで蒸上がっているか

などを確認します!!

 

 

ひねり餅は、蒸したての最高に熱々のタイミングで作ります!

 

 

最初は見様見真似でつくっていたひねり餅。

毎日確認するうちに少しずつ感触や水分量の違いが

見えてきました。

 

 

なんでひねり餅を作るかというと、、?

 

 

気温や天気、気圧などで同じお米でも

毎日微妙に変化する蒸上がり。

なので触ったり、香ったり五感を使ってお米の状態を見極め、

状態に合わせてそのあとの仕込みの調整をするからです!!

 

 

こうして、朝一で蒸上がった美味しいお米で

麹を作ったり、お酒の仕込みをしていきます。

 

 

お酒造りはとても繊細で、

こうしてひとつひとつの工程の細やかな積み重ねが

美味しいお酒に繋がっているのだなと思いました!

 

 

初心者目線での記事にお付き合い頂きありがとうございました!

甘酒屋アンズは普段は移動販売車で

甘酒を使ったドリンク屋さんをしています。

 

よりおいしい甘酒を作るため、仕入れ先である小野酒造店さんにて

今年の冬、麹造りを勉強させて頂いております。

 

間近で見させて頂き、よりお酒造りや麹造りのすばらしさに

触れることができ毎日刺激的です。

 

日本の文化って本当に面白い。

本当に素晴らしいです。

 

小野酒造店でのいろんな体験、

発見やすばらしさを日々体感しながら

少しずつリポートできるよう

日本酒や麹についてしっかり勉強したいと思います!

 

~甘酒屋アンズ~