兵庫県産の山田錦(別名「酒米の王様」)を精米歩合35%まで贅沢に磨き上げた酒造好適米を使用。この酒米が良い理由は、心白が醪に溶けだしデンプンの蓄積が穏やかで消化性に優れているからです。
低温でじっくり発酵させて山田錦の軽やかな旨味を引き出し、香りを華やかに醸していきます。
大吟醸専用の部屋で室温も管理しながら、最高の環境を整えて0.1℃単位で醪の発酵を進めていきます。醪は生き物です。醪管理中には「調子はどうだ」などと声をかけ熱い気持ちが伝わるのでは?と思いながら状態を把握していきます。とても繊細で気の抜けない作業が約1か月続きます。
出来上がったお酒は、甘いフジリンゴの様な華やか香りと程よい甘みの味が堪能できる逸品です。